ユーザー事例
株式会社ロブテックス 様
社員であることを
誇りに感じるサイト構築で、
全員のモチベーションが大幅アップ
海外にも名を轟かせる老舗メーカーながら、そのサイトはあまりにも稚拙で社員からの評価も低く、「なんとか改善しないと!」と、立ち上がったのが企画業務グループ。まずは、複雑多岐にわたる2000 点もの商品データベースをわかりやすく整理し、データベースを構築するところから挑戦は始まった。
技術力勝負の企業なのに、時代遅れなWebサイトに困惑
創業125年を越え、作業工具やファスニングツールなどの製造売会社として海外にも名の知られた存在ながら、これまでのサイトは8年前に社内で制作されたもので、当時は目新しかったものの、サイト内の情報が煩雑で見づらいという意見が多かった。また、製品ページは一覧としてずらずらと並べて表示したもので、おまけにアクセス解析ツールも非搭載だった。
「技術力がウリの会社なのに、こんなWebサイトでは対外的に信頼性がない。当然、社員のモチベーションも上がりませんし、会社に対して誇りも持てません。なんとかリニューアルしなければというのが、ここ数年、全社的な課題だったんです」このまま放っておくわけにはいかないと、まずはサイトリニューアルに向け、社内で適任者を探すことに。そこでカスタマーサービス部副部長の田中氏の指示のもと、北嶋氏が動いた。
「リニューアルを命令されても、現実的にどこをどう改善したらいいサイトになるのか正直まったくわからなかったんです…。そんな時、たくさんのWeb制作会社が集まる展示会が東京ビッグサイトで開催されると知り、これはグッドタイミング!と、早速、足を運びました」
ライバル企業を引き離す、斬新かつ先進的なサイトに
そこで出会った数社からサイトリニューアルに向けてさまざまな提案をもらったが、そのなかでピカイチだったのがインフォネットだった。
「インフォネットの提案書は実に明解でした。サイトリニューアルのテーマを『長い歴史の上に培った技術力を武器に、これからの先進性を発信・体現する企業としての、充実したコーポレートサイト構築』と定め、それを実現するための具体策が4部構成で紹介されていました。第1部は『ブランディング』、すなわちデザインを一新し、対外的な印象を刷新する。第2部は『情報整理』、データベースを構築して商品情報を整理する。第3部は『運用』、『infoCMS』の導入により更新頻度を向上し、SEO対策も実施する。第4部は『パートナーシップ』、今後のWeb戦略を見越し、制作会社と企業が長期的に手をつなぐ。こうした施策が実現すれば、おのずと国内外のユーザーや販売店への信頼度が高まるだけでなく、社員一人一人がロブテックスの一員であることに誇りを持てるようになる。『これはいける!』と思いました」
複雑多岐に渡る2000点の製品を網羅すべく、DBをカスタマイズ
まっ先に手をつけたのは製品データベースの構築。以前のサイトでは約2000点にものぼる製品を大まかにカテゴリー分けしただけで羅列しており、なんとも簡素な作りで使い勝手も悪かった。カテゴリーやジャンル別に製品検索のできるデータベースを構築するには、まず、それらの情報を整理する必要があったのだ。
「作業はとても難航しました。とにかく、同じ品目でもサイズ違いで複数点存在しますし、カテゴリーやジャンル、用途も一概にまとめることはできません。それでも、インフォネットの担当者は私達と一緒に苦しんでくれました(笑)」
今回、同社が採用したのは『infoCMS』のさまざまなプランのうち、デフォルトでデータベース機能がついたもの。その標準機能を大幅にカスタマイズし、商品データベースとして活用した。
「商品のサイズや色が変わったり、廃盤になったりするたび、サイト上の商品情報を変更する必要が出てきます。その点、CMSだとそうした作業も簡単に対応できるので、とても便利だと思いました」
コンバージョン率が激増!問合せも一気に6倍へ
これまで素人くささが抜けなかったトップページも「技術力が勝負」の企業らしく、スタイリッシュに変身。データベースや商品情報というサイトの“中身”だけでなく、“外見”も大幅に刷新し、満を持していよいよ新サイトをリリースすると、その反響はあっという間に訪れた。
「以前に比べ、サイトからの問合せが激増したのには驚きました。特に、『この商品はどこで売っているのか』『使い方は?』など、ユーザーからの問合せが格段に増えたんです。以前に比べると、その数は約6倍にもなりました」
サイトリニューアルの反響は、社外だけに留まらない。「営業担当が得意先で堂々と『詳しくはWebサイトをご確認ください』と言えるようになったことも、とても大きなメリットですね。社員全員が会社の一員であることに自信と誇りを持ち、業務に対してのモチベーションがアップ。こうした心理的な変化は私達の予想を上回るものでした」
現状に安住しない、さらなる飛躍をめざす日々
サポート体制が万全であるということもインフォネットに任せてよかったと感じる点、と北嶋氏。
「本社のある大阪の関連部署で更新などの作業を行っているのですが、リリース前、インフォネットのサポート担当者がわざわざ大阪まで出向き、インストラクションしてくれるなど面倒見のよい会社だと思いました」
さらに、サイトをリリースして1〜2ヵ月の頃には、営業担当とサポート担当がオフィスを訪れ、サイト運用で困ったことはないか確認してくれた。
「グーグルアナリティクスの結果の見方がわからなかったので尋ねたところ、プロ目線で懇切丁寧に教えてくれました。それだけでなく、『さらにアクセス数を伸ばすために』など、今後の施策も提示してくれたんです」
新サイトを軸に全社の一体感が強化
サイトをリリースして約5ヵ月が経過した現在。社員達が「サイトでこんなことはできないか?」など、さまざまなアイディアを持ち寄っては、CMSのマニュアルを読みつつ頭を突き合わせるというシーンも、頻繁に見られるようになった。
「サイトをリリースして対外的な評価が変わったことはもちろんですが、社員全員が気概を持てるようになったことが、今回、もっとも大きな効果だったのではと思います。みんな、『サイトをなんとかカッコ良くしたい』と思いつつ手をこまねいていた。
しかし、インフォネットという強力なパートナーを得て知力を尽くしたら、こんなにも素晴らしいサイトができ上がり、社員全員が『やればできる!』『もっと頑張ろう!』と思えるようになった。
こうした成功体験が今後、企業としてますます進化していくための起爆剤になるのでは、と実感しています」
ユーザー企業紹介
株式会社ロブテックス
所在地/大阪府東大阪市四条町12-8
代表者/代表取締役社長 地引 俊爲
資本金/9億6千万円
1923年、日本理器株式会社として創業。理髪器具打刃物及び利器の製造に着手。
1928年、モンキレンチ製造を開始、1932年には国産初のオールドロップフォージングによるモンキレンチ製造に成功、その後、同社の主力商品となる。
1964年、大阪証券取引所株式市場で第二部上場。1992年、社名をロブテックスに改称。