「CMSについてはなんとなく理解していました。使用した経験はありませんでしたが、このシステムを導入すれば簡単に更新できるはずだと考え、詳しい仕組みや、提供している会社について調べました」
そう話すのは、経営企画室で、同社のWebサイトを担当する小室大介さん。当時のコーポレイトサイトは更新を外部に委託していたため、自分たちのペースで記事を公開することもままならず、リニューアルの必要性を強く感じていたという。そこで、まずはCMSを扱っている会社を数社にまで絞り込み、比較検討を重ねた。
「検索で見つけた会社の中で最も惹かれた1社と、飛び込みで営業にいらしてくださったインフォネットさんのそれぞれにお時間を取っていただき、サービスについて詳しくお伺いしたんです。そしたらインフォネットさんがすごく親身になって話を聴いてくれて。“ 売り込み感” がまったくないばかりか、リニューアルをきっかけに何を実現したいかについて細かく聞いた上で、その時点での問題解決方法を一つひとつ丁寧に説明してくださったんです。その話しぶりに好感を抱いたし、この会社なら信用できると感じました」
ほどなくして立ち上げに向けて動き始め、僅か3、4カ月で新しいコーポレイトサイトが完成した。
「イメージががらりと変わりました。まず、トップページで事業内容を的確に表現できているところに満足しています。以前のトップページは、経営理念を表現していたのですが、社内の人間以外には何を表現しているか分かりづらいものでした。一方、インフォネットさんが仕上げてくれたデザインだと、漢方を扱っている会社であることが一目で分かりますし、コンテンツが分かりやすく整理されたことで、漢方薬以外に貿易やペット事業を行っていることもしっかりと伝えられるようになりました」
コンテンツの整理に当たっては、インフォネットに知恵を借りながら、小室さん自身かなり頭を悩ませた。「貿易事業やペット事業はBtoBですが、漢方薬は薬局・薬店を通して一般消費者に使用していただくものですから、ユーザーによっても見せ方を変えたほうがいいのかとか、社内のどの事業によりスポットを当てるべきなのだろうかといったことから考え始め、最終的には『会社とはなんだろう?』という疑問にまで辿り着きました」
結果的に、会社には中長期に渡るいくつかの目標があることに目を向けて、現在注力すべき漢方薬の業務を前面に押し出すことにした。
「サイト作りに積極的に参加することによって、自社の強みやよいところを改めて確認することができました。コンテンツの配置や全体のバランスについての自分なりの考えは、インフォネットさんに伝えて意見を聞くようにしていたのですが、同意してもらえると自信にもつながりました」
そうして、納得いくweb サイトに仕上がったため、更新作業にもやりがいを感じられるようになったという。