ユーザー事例
株式会社
クリエイト エス・ディー 様
自社での更新・修正が可能になったことで 費用・時間のロスが減り情報発信力が高まった
神奈川、東京、静岡を中心にドラッグストア、調剤薬局を展開する株式会社クリエイト エス・ディー。ヘルスケア、ビューティケア商品を中心とした豊富な品ぞろえで、美容と健康に貢献している同社にとって、各店舗のイベントや営業時間、取扱商品に関する情報などを正確に伝えられるコーポレートサイトは必要不可欠なもの。しかし、約2 年前、サイト運営を委託していた会社の事業縮小に伴い、新たなサイト運営の担い手を探すことに。新たな受注先探しにあたって重視したのはCMS の充実度だった。
CMS導入前の課題
- 更新のたび、制作会社に依頼をかけていた
- デザインに親しみやすさを感じられなかった
- 店舗検索のシステムが使いづらかった
- スマートフォンに対応していなかった
CMS導入後の成果
- 自分たちで更新できるようになり、コストと時間が削減
- 親しみやすさと格調高さのバランスが取れたデザインに
- フリーワードや地図から店舗検索が可能になった
- PCを更新するだけで自動でスマホも最適化されるようになった
CMS の導入によって更新にかかる費用と時間を削減したかった
自分の健康は自分で管理して、病気や体調不良を予防しようという「セルフメディケーション」の考え方が一般に浸透した昨今、消費者の健康管理・維持に関する意識もぐっと向上。これにともない、薬局・ドラッグストアには、そうしたニーズに応えるために、より幅広い品ぞろえときめ細かなカウンセリングなどのサービス提供が求められるようになった。しかも、ITが発達した現代においては、実店舗でのサービス提供のみに力を注ぐのでは不十分。自宅や会社からでもほしい情報を得られるよう、webサイトに充実した情報を掲載することが必要なのだ。こうした世情を鑑みて、自社のコーポレイトサイトリニューアルを決めた総務部部長の阿部浩則さんが、リニューアルにおいて重視した点は、CMSのシステムがいかに優れているかということだった。400店以上のドラッグストア、調剤薬局を展開する同社にとって、自社サイトは、各薬局の最新情報を発信する場。正確な情報をいち早く届けるためにも、情報の追加や変更が生じた際、自分たちで手を加えられるシステムが必要だったのだ。
「2年ほど前に、それまでサイト運営を委託していた会社から、事業縮小による受託継続辞退の申し出があった。ちょうど、リニューアル検討していたこともあり、何社かにお声掛けしてお見積りを出してもらったんですが、候補となる会社を選ぶ際には、『その会社独自のCMSがいかに優れているか』という点を重視しました」
リニューアル以前のサイトはCMSをほとんど導入していなかったため、更新のたびに制作会社に作業をお願いすることになり、時間的にもコスト的にも無駄が発生していたのがその理由。
「クリエイトエス・ディーでは、年間40店舗くらい新規店舗を立ち上げているので、毎月のように、店名や地図を掲載するという作業に加え、経営数値や新たなサービスの紹介文を更新する作業を自分たちで行うことができたら、費用、時間ともに削減できるというのが一番の理由でした」
早速コンペを行い、数社に見積もりとデザイン案を提出してもらったところ、最も踏みこんだ内容の提案があったのがインフォネットだった。
「ドラッグストアや調剤薬局のWebサイトって、親しみやすさと格調高さのバランスが取れていることが大事なんです。なぜなら、アットホームで気軽に通える雰囲気であるだけでなく、専門性が高く、頼れる薬剤師がいることで初めて、地域の人たちの健康を支えることができるからです」
インフォネットから上がってきたデザインは、その両方を満たし、見やすかったことに加え、CMSの分かり易さも際立っており、「これなら、今後、自分たちで簡単に更新していけそうだ」との確信を持てた。そこで、すぐにプロジェクトを立ち上げ、まるまる5カ月ほどかけて新しいコーポレートサイトを完成させた。
細かな条件での検索が可能になり、PV 数も飛躍的にUP
「できあがりにはかなり満足しています。一番気に入っているのは店舗検索のシステムですね。以前のサイトでは、県別、市町村別に一覧表が出てくるだけだったんですけど、リニューアル後は、『処方せんの受付がある店』『22時過ぎも営業している店』の他、『駐車場の有無』『冷蔵食品の有無』『駅から徒歩5分圏内かどうか』以外に、フリーワードでも検索可能になりました。それに、地図からも検索してもらえるので、自宅や会社から一番近い店舗も一目瞭然ですし、すごく便利になりましたね」
また、更新情報をサイトに反映させるのも楽になった。「新しいサービスの提供開始時、イベント開催時などには、トップページで告知を出すようになったんですけど、その際の更新作業も問題なく行えています。もちろん、初めての作業を行うときには戸惑うこともあるんですけど、サポートセンターに問い合わせたらすぐに対応してくれるので、やりたいことを先延ばしにせずに済んでいます。問い合わせにはメールも電話も使うんですけど、どちらの場合もすぐに返答してくれるのでほとんどタイムラグがありません」
情報更新時には、担当者が更新した情報を上司が承認した後、サイトに反映させるシステムを取っているが、分かりやすい仕様であることで、承認する上司も大いに助かっているという。
「前年度の経営数値が確定した際や従業員数に変更が生じたときなど、最終的に上司が確認した後アップしているんですけど、どこを押せば承認したものが反映されるかも分かりやすく、スムースに情報をサイトに上げることができています」
更新頻度が上がったこと、見やすさがアップしたことによって、サイト訪問者の数もアップした。
「PV数も伸びましたね。インフォネットさんに構築をお願いしたコーポレートサイト以外に、別プロジェクトで動いていたネットショップも同時期にオープンしたこともあり、相乗効果でアクセス数が伸びています。ネットショップの入口を分かりやすくデザインしてくださったので、お客さまの誘導につながっています」
簡単に情報発信できるようになり、アイディアも生まれやすくなった
また、スマートフォン専用のページも新たに制作した。「ここ数年でスマホの利用者は大幅に増加していますので、専用ページを作ったことで、より身近に感じてもらえるようになったと思っています。現状、イベントなどに関しては、“何月何日にこんなイベントやりますよ”くらいの情報を発信するに留まっているんですけど、使い勝手のいいシステムを導入したことで、多くの人に見てもらえるようになったので、今後はさらに細かい情報まで拾い上げていきたいですね。例えば、血流やストレスを測れる機器を使っての健康相談会なんかもよくやっているんですけど、そういった検診の機会に、薬剤師・栄養士にどんなことをアドバイスしてもらえるのかなど、読んだ人に”こんなことができるなら私も行ってみようかな”と思ってもらえるような情報も流していきたいです」
CMS導入によってサイト制作の可能性が広がったことで、よりお客さまに近い目線でサービスを考えられるようになったのは大きなメリットになっている。
「ひとまずの目標は、Webサイトを、お客さまと双方向でやりとりできる場にすること。お褒めの言葉、お叱りの言葉両方にきちんと耳を傾けながら、お客さまのニーズによりしっかりと応えられることを目指していきたいですね」
ユーザー企業紹介

株式会社クリエイト エス・ディー
所在地/神奈川県横浜市青葉区荏田西2-3-2
代表者/代表取締役会長 山本 久雄・代表取締役社長 廣瀨 泰三
資本金/13億 574万円
1975年、横浜市緑区(現青葉区)桜台にみどり薬局開業。1983年、有限会社みどりドラッグストアを設立し、1990年に株式会社クリエイトエス・ディーに社名変更。神奈川、東京、静岡を中心にドラッグストア、調剤薬局を展開している。